埼玉の看護学校に通っていました

人の命を扱う仕事だから生半可な覚悟でできる仕事ではありません

社会人として経験があり他の同級生よりも年上だった私ですら泣きそうになったので、まだ若い看護志望の子達は本当に大変だったと思います。

中にはもう学校を辞めると言い出した子もいましたし、しばらく見かけないと思っていたら退学していた子や、心が折れて諦めてしまった子もいます。

それでも先生方が厳しく教えるのは、人の命を扱う仕事だからでしょう。

生半可な覚悟でできる仕事ではありませんし、本格的に職場に入って仕事を始めたら泣き言を言うことはできません。

看護学校ではできる限りのことを教えようと考えている先生方が多く、今にして思えばだからこその厳しい指導だったと納得することができます。

技術や知識だけではなく心の持ちようや患者さんとの接し方など、たくさんのものを先生方には教えてもらいました。

大変だったことには通常の授業だけではなく、課題や試験も同じです。

毎日のように出される課題をこなすだけで精一杯で、アルバイトなどをしている余裕もありませんでした。

課題の一つ一つについても難しいものが多いので、真剣に向き合わないと解くことができません。

課題を落としてしまえば先生方にはもちろん怒られますし、成績にも響きます。

寝る間際まで必死に課題を片付けて、寝不足の状態で学校に行くことが当たり前になっていました。

私の場合は資金を貯めてから入学しましたが、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトをしている子はもっと大変だったでしょう。

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